みなさん、こんにちは。
銀行員大家のたいちゃんです。
僕は不動産投資を開始して3年目になるのですが、「不動産投資をするまで何をしていたの?」「どういう準備をしていたの?」という質問を受けることがあります。
僕自身、不動産投資を始める前からたくさんの知識を持っていたわけでなく、ど素人からのスタートでした。
今回は不動産投資を始める前の「事前準備」をテーマに書いていこうと思います。
特に、【不動産投資に興味があるけど何から手をつけるべきか分からないという方へ】この記事が参考になれば嬉しいです。
とにかく本を読み漁る
知識武装の必要性
まずは不動産投資に関する本を読み漁りましょう。目標となる目安は50冊くらいでしょうか。(ここは人それぞれだと思いますが。)
僕の場合不動産投資を実践する前から最低でも50冊は本を読んだと思いますし、いまだに不動産投資に関する書籍は読むようにしています。
知識武装はとにかく必要です。不動産投資は動かす資金が大きいので、一つの判断ミスがのちに大きな損失となって返ってくる可能性があります。また不動産投資に関わる全ての業者や銀行などがお人好しとは考えにくいです。彼らは彼らの論理で動いてきます。言い方は悪いかもしれませんが騙されない事前知識は必要だと思います。
本1冊1500円、50冊買っても10万円しません。10万円の知識武装で後々数百万円~数千万円の損失を避けられるなら安い投資です。
幅広く知識を取り入れる
戸建て投資やマンション投資、アパート経営、新築、築古、空き家再生、区分マンションなど幅広く本を読んでみることをオススメします。本を読んでいく中で「これなら自分でもできるかも!」と思える投資スタイルが見つかってくるかと思います。
不動産投資でも分野はたくさんあります。一つの分野に絞って本を読んでしまうと知識が偏ってしまい、業界の全体像を把握することが難しくなってしまいます。
この段階では特に好き嫌いせず自分が直感的に「面白そう!」と思ったものを手にとって読んでみたほうがいいかもしれませんね。
オススメ本なんかある?
そうは言っても「なかなか本を選ぶのは難しい」と思うあなたへ、僕が読んでみて大変参考になった3冊について簡単にご紹介させていただきます。興味があれば手にとって読んでみてください。
金持ち父さん 貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
僕の肌感覚ですけど不動産投資をしている方でこの本を知らない方はいないんじゃないかってくらい有名な本で世界的なベストセラーにもなっています。
この本では、友人の金持ち父さんと実親である貧乏父さんのお金・仕事に対する考え方の違いについて書かれています。そして金持ち父さんは不動産投資を取り組んでおり、なぜ不動産投資がいいのか、どういう仕組みでお金持ちになっていくのかが書かれています。
僕が大学生の頃にこの本を読みましたが大変参考になり、投資家として将来は生きていくときっかけを作ってくれた本です。
会社に勤めながら資産を作る「不動産投資」入門(志村 義明)
不動産投資をやってみようと思ったけど、当時の僕にはたくさんの疑問がありました。この本は不動産投資をやってみたいと思っている人が実際にしそうな質問に全て答えるようなQ&A方式の本になっています。著者である志村さんも会社員時代から不動産投資を手がけており、自身の経験も踏まえてわかりやすく述べられています。
知識を網羅的に習得できるのもこの本のいいところだと思います。今でも分からないことなどあれば最初に立ち返るのがこの本で、ある種辞書的な役割を果たしてくれています。
空き家を買って、不動産投資で儲ける!(三木 章裕)
内容は空き家になった戸建てを安く買いリフォームして賃貸へ出すという内容です。安く買えるので無理な借金をする必要がなく誰でも取り組めそうな内容です。
昨今ニュースでも取り上げられていますが、日本中で空き家が急増し社会問題にもなっています。その空き家を購入し再利用するという投資スタイルは社会貢献に直結しており取り組みがいのある内容だと感じました。
一棟アパートや一棟マンションなどの一棟ものは不動産投資の中では収益額が大きく華々しく思うかもしれません。そうではなく一風変わった投資スタイルで攻めるのも一つの戦略ではないかと思います。
自己資金を貯める
まずは300万円を目標に
知識武装の次にやること、それはとにかく資金を貯めよう!です。
僕が不動産投資を開始した時、始めたタイミングがよかったので多くの融資を獲得することができ結果的に20万円しか使いませんでした。当時はどの銀行もイケイケドンドンで融資を出していました。
状況は一転し、今(2019年11月現在)だとどの金融機関も融資に消極的になっています。融資が出にくい状況では自己資金を多めに出さないと物件が買えません。
一般的に物件価格の1割~3割は自己資金を求められると思った方がいいでしょう。3000万円の物件を買うのであれば300万円~900万円の自己資金が必要になってきます。
まずは一つの目安として300万円を貯めることをオススメします。
貯蓄癖をつける
不動産投資は購入する前はもちろんのこと運営する中で突発的に資金が必要になったりする場合もあります。例えば、退去費用やリフォーム、何かしらの修理費など。現金は手元にあればあるだけ良いです。そのために毎月給料の一部を貯金する癖をつけましょう。
僕は給料が出来たらすぐに一定額を貯蓄用口座へ回します。その口座は原則手をつけないマイルールがあります。
貯金癖のポイントは以下の通り。
・給料 → 貯金 → 支出 ◯
・給料 → 支出 → 貯金 ×
給料をもらったらすぐに貯金に回すこと。給料をもらって使い残り分を貯金に回すだと月によっては貯金できないし人間はお金があれば使ってしまう生き物です。
半強制的に自分を貯金人間にするため前者を実践することをオススメします。
無料セミナーに参加してみる
ある程度知識を習得し、自己資金も貯まればあとは実践するのみです。僕は自分自身どこまで不動産投資について理解しているか試してみたく無料の不動産投資セミナーに複数回参加しました。
そこでは知識のアップデートや不動産業界の最新動向など情報収集に活用していました。
セミナーには不動産投資に興味・関心のある方々が集まるので彼らと交流することはとても刺激的で自分自身のモチベーションにも繋がります。そこで知り合った先輩大家さんと後日に飲みに行くほど仲良くなったこともあります。
参加費はかからないので、知識のアップデートや情報収集、モチベーションアップを目的に参加して損はないかと思います。
物件資料を取り寄せてみる
ここまで来るとあとは自分で物件を探してみましょう。今まで勉強した知識をフル活用して実践あるのみです。今回は僕が普段からよく使っている楽待についてご紹介します。
こちらの収益物件検索から行い色々見てみるのも良いかと思います。気になる物件があればどんどん資料請求してみましょう。その行動が物件目利き力を身につける実践的な場と考えます。
最後に
今回は不動産投資を始める前に何から手をつけていくべきか?という疑問についてお答えさせていただきました。
まとめると以下の通りです。
・とにかく本を読み漁る
・自己資金を貯める
・無料セミナーに参加してみる
・物件資料を取り寄せてみる
本を買うのに多少お金はかかりますが、それ以外は無料で実践可能です。まずは行動してみてはいかがでしょうか?
この記事があなたの一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。
今回は以上です!